料金を安くできる依頼時間
引越し費用は意外とかかるもので、できることならば安く済ませたいというのが本音です。そのためには複数社と比較したり値引き交渉をしたりということがよく言われているのですが、もっと単純な方法で引越し費用を安くすることもできます。それには、料金を決定するメカニズムが関わっています。
引越しの料金はさまざまな要素を複合して決定するものですが、そのなかには引越しを行う時間帯というものも含まれています。引越しの時間帯について気にする人はあまり多くないようで、一般的には自分の都合のいい時間帯を指定します。しかし、よくよく考えてみればわかることだと思うのですが、引越しにおいて都合のいい時間帯というのは、ほとんどの人に共通しているのです。
引越しは大掛かりな作業ですから、必然的に多くの時間を取られてしまいます。この段階で、まず夜の引越しは選択肢から外れるでしょう。また、引越し作業が終わった後に荷解きやもろもろの作業をしなければいけないことを考えると、あとの時間も十分に確保しておく必要があります。そうなると、午後から引越しを行うというのもあまり効率のいいものではありません。こうして考えてみると、必然的に午前中に引越しを行うのがもっとも都合がいいということになります。引越しを依頼する人のほとんどがこの考えに基いているわけですから、引越し依頼は午前中に集中することになり、その分料金は高くなってしまいます。予定が詰まればその分スピーディーに作業を行わなければいけないわけですから、人件費もかさむのです。
逆を言えば、午後は引越しを依頼する人が少なく、その分引越し費用も安くなりますし、時間を長くとれることから作業も丁寧になることがあります。自分たちの都合と業者の都合のどちらを優先するかという話ですが、これによって料金が大きく変わることもあるので、できれば業者の都合を考えてあげるほうがいいでしょう。
業者の都合を考えるということですが、これの究極とも言えるものが「指定なし」の活用です。指定なしとは文字通り時間の指定をしないというもので、いつ引越しを行うのかは業者の予定しだいということになります。しかし、業者としては自分たちの都合のいい時間帯に引越しを行うことができるので、その分費用はもっとも安くなります。翌日に仕事がある場合などではなかなか選ぶことが難しい「指定なし」ですが、引越し前後に余裕が持てるのであれば便利な方法だと思います。
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